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雨空にアズーリの青が映えた ジャパン v. イタリア代表@秩父宮 [Rugby]

昨日は雨空のなか、ジャパンとイタリア代表のテストマッチを秩父宮で観戦してきました。

先週のパシフィック・ファイブネイションズ、トンガ戦で大敗。この日もイタリア相手にFWがおされっぱなしで、BKにいいボールを供給できません。やっとボールを出しても接点に人がかかりすぎ。ボールが展開されるラインには3人しかいないことも。後半、イタリアがメンバーを代えると、ジャパンもオフェンス、ディフェンスを修正できましたが結局ノートライに抑えられてしまいました…。雨の日の試合で両チーム、キックが多くなるのはわかりますが、精度の差がありありと。ましてラインが押されている状況ですから、策なしキックは相手の思うつぼになってしまいます。

後半早々、ジャパンゴール前からのイタリアのライン攻撃で、FHペズがラインの背後に蹴った小さいキック。CTBベルガマスコがキャッチしてそのままタッチダウンしましたが、ああいうプレイはシックスネイションズのような高いレベルでもまれていないとできないよなあ。
トンガ戦よりはタックル、ボールへの執念など、ジャパンの気持ちを感じましたが、それだけではどうにもならないって感じ。他のメンバーで戦ってもさして状況は変わらなかったでしょう。点差の異同はあれ、現状では勝つことはできなかったように思います。しかしいちばんの問題は、ジャパンが勝つという気持ちを持って、そして勝つためのゲームプランを試合に望んだのかということ。そこが全く見えませんでした。

雨のよどんだ空色でしたが、キックあり、ランありでピッチを駆け回るアズーリの青はものすごく鮮やかに映えていましたよ。

今回、観戦していた席のまわりは大きな声を出す人が多くいました。試合内容がそうさせたのかもしれないけど、「ウォー」というドスのきいた叫び声にも似た音がしばしば発せられて、ジャパンをけなすヤジが。気持ちはわかりますが怒号にも似たそれは気持ちいいものとはいえない…。4列ぐらい前にいたアイランダーと思しき女性は、第1試合ではもちろんソウルの応援。ソウルの選手がペナルティをすると、「アヤマッテアヤマッテ。ゴメンナサイネ」とスタンドから大きな声をかけていました。周囲は笑いの渦。和やかな気分にもなれました。こういう気分でラグビー観戦したいものですねえ。

試合後、イングランド v. ワラビーズを観戦するためにCLUBHOUSEへ。前回ワールドカップ決勝の日には、多くの人が熱狂しビールがなくなる事態に陥ったようですが、今回は席が埋まる程度の混み具合。ワラビーズのジャージを着た人たちもチラホラいて、店内は「Go! Wallabies」の雰囲気です。昨年、イングランドFWに打ち砕かれたワラビーズですが、この試合では圧勝。後半のトライラッシュで店内はさらに盛り上がりました。

新潟で行われた春の早慶戦は慶応が勝ったモヨウ。慶応が早稲田に勝ったのは何年ぶりでしょうか(全早慶明を除くと)…。ヤマトに主力をとられていた早稲田とはいえ、やはりうれしいもの。タイガースも連敗脱出で、人生悪いことばかりじゃない!


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サファイヤ

え?!慶應勝ったんですか?嬉しいですね。今年はいい戦いするかも?
ジャパン戦については、コメントするまでもありませんねぇ・・・。
by サファイヤ (2006-06-17 02:35) 

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